「中学受験したいけど、学習塾には通えない・・」
「地元の中学校がイヤなので、塾なしでも受験させたい」
「小6からでも中学受験対策できるの?」
と悩みや疑問をお持ちの方、塾なしでも中学受験で合格することは不可能ではありません。
不可能ではありませんが、塾なしでは困難なことは確かです。
しかも数年の中学受験者数は、毎年過去最高を更新していて、競争率も上がっています。
ですので、小6から中学受験対策を取ろうと思ったら、まずお子さんが下記にあてはまるか確認しましょう。
- 基礎学力がある
- 集中力がある
- やる気がある
お子さんが、これらの条件にあてはまるのであれば、やり方次第で中学受験は成功するでしょう。
本記事を読めば、小6からどのような受験対策をすればよいかが分かります。
対策が分かれば、あとは実行あるのみです!
中学受験を目指す子にとっては、6年生になってから1年間があっという間です。
どのように教材で、どのように取組むか明確にして、こうすれば希望の高校に受かる。
と、しっかり計画を立ててから実行するようにしましょう。
中学受験は大変ですが、親子で取り組んでぜひ合格をつかみ取ってくださいね!
中学受験向け教材についてはこちらの記事もご覧ください。
6年生から中学受験塾なしで成功するための7つのステップ
6年生からの中学受験準備は、計画的に進めることが大事!
以下のステップで勉強を進めましょう。
※クリックすると解説に飛べます。
それぞれのステップについて解説しますね
ステップ①:志望校を選ぶ
どの学校を受験するか、親子でよく話し合って決めてください。
お子さんの学力や費用、交通の便などを考慮して無理をしないことが大事です。
志望校は下記のようにランク分けして最大でも5校ぐらいで、お子さんに合いそうな学校をバランスよく選びましょう。
- 滑り止め:ほぼ確実に合格できる学校
- 安全校:合格の可能性が高い学校
- 可能校:合格の可能性ありの学校
- 挑戦校:合格の可能性は低い学校
ステップ②:志望校合格までの計画をつくる
入試は2月前後なので、6年生になってからでは1年もありません。
いかに効率的に入試対策を進めるかがカギなので、親子で計画をしっかり立ててください。
計画を立てる上で、ポイントとなる部分を下記に記しておきます。
- 最終目標設定をして目指すレベルを明確に
- 現状の学力と強み・弱みを把握
- 年間計画をつくる
- 短期目標を設定
- 月単位の計画をつくる
計画の中には定期的に模試を入れましょう。
小学6年生を対象とした模試は次のとおりです。
模試名 | 実施時期 | 料金(税込み) | 特徴 |
---|---|---|---|
首都圏模試 (合判模試) | 年6回 | 5,500円 (2/4科目共通) | 首都圏の有名私立中学校の入試に焦点を当てた模試 |
合不合判定テスト(四谷大塚) | 年6回 | 5,280円 (2/3/4科目共通) | 全国規模で実施される模試で、全国の学力水準を測定 |
合格判定テスト (日能研) | 年4回 | 4科目:6,050円 2科目:4,950円 | 各地域の主要な私立・国立中学校の入試傾向に特化した模試 |
塾に通わなくても、模試をを受けて全体の中で自分の位置を把握することが大事です。
首都圏模試はもちろん誰でも受験できますが、四谷大塚や日能研の模試でも塾生以外の受験が可能です。
志望校の合格確率の判定も出るので、必ず受けてくださいね。
首都圏模試は過去問も市販されているので、腕試しで取組むのもよいと思います。
過去問題集には、付録で「偏差値アップ指南書」もついているので、参考になりますね。
ステップ③:基礎学力のチェック
一般的な問題集などを解いて確認するのもよいですが、一番のおすすめは模試を受けて、自分の学力や得意・不得意を知ることです。
首都圏模試は基礎的な問題も多く出されるので、4月の段階で一度受けてみるとよいでしょう。
仮に首都圏模試の結果が悪くても、よく分析して苦手なところを重点的に取組むように計画しましょう。
ステップ④:教材を選ぶ
基礎学力を把握したら教材選びです。
現在のお子さんの学力に見合ったものを選びましょう。
市販の参考書や問題集を独学でこなすのは難しいので、おすすめはオンラインや通信教育を受けることですね。
目指す学校によっておすすめの教材も変わってきます。
ステップ⑤:苦手を克服する
ステップ③で明らかになった苦手部分を、問題集などで重点的に取組みます。
特に基礎的な部分は本番で取りこぼしがないように、しっかり理解しながら学習を進めてください。
どうしても分からない部分があったら、学校の先生に質問するのが一番手っ取り早いです。
先生は生徒から質問されると大変うれしいものです。
どんどん先生に頼っちゃいましょう!
引っ込み事案で先生に質問できない場合、オンライン家庭教師のサービスもおすすめです。
オンラインなので、自宅で気軽に画面上でやりとりできます。
特におすすめは家庭教師のトライです。月々10,000円から受講できるので学習塾に比べると断然安く、無料で3回もお試しが可能です。
完全マンツーマン指導なので、分からないところはいくらでも質問できるので、積極的に活用しましょう。
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ステップ⑥:応用力をつける
応用力をつける第一歩は、基本的な問題を解き方だけではなく、なぜそうなるのかを理解することです。
応用問題でも、基本的な知識があれば解ける問題がほとんどなので、対策しておきましょう。
それ以上の難問とされる問題は6年生から取り組んでも時間が掛かってしまうので、いっそのこと捨ててしまった方が得策です。
具体的には、模試の結果で正答率が20%に満たない難問は見直す時間がもったいないです。
難しい問題って解説見てもよく分からないです。。
それよりもまずは、最低でも正答率が60%以上なのに正解できていないような問題を対策しないといけません。
余力があれば60%未満の問題にも無理のない範囲で取組みましょう。
他の子ができる問題で取りこぼしがないように、がんばってください!
ステップ⑦:過去問の活用
基礎問題は完ぺき!応用問題もある程度解ける・・というところまで来たら、過去問にチャレンジしましょう。
目安としては入試本番の半年前ぐらいからですね。
過去問に取組む際は、必ず本番を意識して時間通りに、すべての教科を通しでやるのがミソ。
本番通りにやらないと練習にならないからです。
過去数年分を日を分けて取組んで慣れておくと、本番で戸惑うことなく対応できますよ!
中学受験ですぐに使える8つのテクニック
また、ここまで来ると、学力だけでなく、受験の為のテクニックも必要になります。
ミスやできるはずの問題で点数が取れないなど、もったいないことにならないように、必ず身に付けておくことです。
受験の為のテクニックには、大きく分けて
- 一般的なテクニック
- 特定の問題を素早く解くテクニック
の2種類があります。
特定の問題の対策については、受験する学校によっても違うので、ここでは一般的な受験テクニックについて載せておきます。
一般的なテクニックは次のように分類できます。
順番に説明しますね
受験テクニック①:時間配分
試験が始まったら、すべての問題にざっと目を通して時間配分を決めましょう。
次のような分類してあらかじめ時間を決めるとよいです。
- 単純問題(漢字・計算等)
- 得意分野の問題
- 少し時間を要する問題
- 時間をかけても難しい問題
1分1秒でもほかの問題に時間を多く削り出すために、普段から緊張感をもち、漢字、計算問題などは素早くこなす練習をしましょう。
難問についつい考え込んで時間を使うことがないように1問単位で制限時間を設定することが大事です!
正解の可能性が低い問題に時間を取られて、正解が出せる問題ができなかった・・・ということが起こらないようにしましょう。
受験テクニック②:問題文の要点把握
最近の入試問題の傾向として、中・高・大問わず問題文が長い傾向があります。
普段から要点を読み取る訓練をした方がよいですね。
おすすめの方法は小学生新聞を読むことです。
ニュースの記事も一般の新聞より分かりやすくまとめられており、入試問題の時事問題対策にもなり、一石二鳥です。
小学生新聞の記事をまとめる学習を取り入れると、要点を読み取り、まとめる力がついてきます。
小学生新聞は全国紙で3社が発行していて、全社お試し購読が可能です。
受験テクニック③:マークシート対策
マークシートでの回答は、いくつかの問題を解いた後に一気に行うと時間の節約になります。
ちょっとしたことですが、入試では数秒の違いでもやる価値があります。
ただしあわててやるとマークミスも起こりがちなので、必ず解答がずれていないか、抜け漏れがないか見直しを心がけましょう。
受験テクニック④:問題の優先順位付け
入試では時間のロスがなく最大限に点数をとるためのいくつかの鉄則があります。
下記に示しますね。
- 簡単な問題から解く
- 得意分野の問題を解く
- 時間がかかる問題は後回し
- 難問は最後に解く
①②はどちらが先でもよいです。
まずは、自分の得意な問題や、すぐに解答できそうな簡単な問題から手を付けることです。
確実に得点できる問題を先に解くと気持ちも落ち着きますからね。
自分の苦手な問題や、難問は一番最後にしましょう。
いくつかそのような問題があったら、それぞれ同じ時間配分で。
できないと思ったら、ひとまず解答は何かしら書いて次に行きましょう。
受験テクニック⑤:長文は全部読まない
長文読解と言うと、国語をみなさん思い浮かべると思いますが、最近の入試は国語ばかりではありません。
社会・理科でも問題文が長かったりします。
まずは先に問題を確認した上で、長文はななめ読みして要点だけ抑えてください。
どのような問いがあるかを先に把握することで、長文で読むべきところが分かってきます。
ななめ読みで長文の要点を抑えることは、普段から訓練しておかないと難しいです。
小学生新聞などでニュースを読む習慣を持ち、短時間で多くの情報を読み取る技術を身に付けておきましょう。
受験テクニック⑥:解答の見直し
入試本番では難問も含めて、ひとまず解答用紙は全て埋めましょう。
選択肢の問題は、まぐれでも正解なら点数になりますからね。
(模試では当てずっぽうの解答はやめましょう。正確な学力が出ません。)
全ての問題を解答したら、ちょっと不安な問題からもう一度見直しします。
最後にマークシートのミスや、計算ミスなど、ケアレスミスがないかチェックしてください。
受験テクニック⑦:選択肢の除外
選択肢がある問題では、明らかに間違っている選択肢を除外しましょう。
自信があって、はじめから正解にたどりつけるなら、間違っている選択肢を見る必要はないです。
ただ、迷う場合はまずは選択肢を絞り込んでいくのがよいでしょう。
選択の問題の場合は明らかに間違っているものがあり、ほとんどの場合は2択まで絞りこめるはずです。
絞り込むことで正解率が上がるので、ぜひ心がけて下さい。
受験テクニック⑧:メンタル管理
試験中の緊張がやわらぐように、始まる前に深呼吸をしましょう。
深呼吸をすることで、落ち着いて問題に取組めます。
模試などで、大勢の中で試験問題を解くのに慣れておくことですね。
まとめ|中学受験の成功に必要なもの
本記事では、家庭でできる多様な中学受験対策、入試本番のテクニックを紹介しました。
中学受験の成功は、塾に通うかどうかではなく、
- 計画的な学習
- お子さんの努力
- 家庭でのサポート
にかかっています。
この3つがしっかりできていれば、結果はちゃんとついて来ます。
最後に、中学入試はただの通過点で、志望校に合格することが目的にならないように注意してください。
その先に、どんな中学生活を送りたいのかイメージした上で、目標に向かって親子でがんばってください!
中学受験対応の各通信講座の記事も、ぜひチェックしてみてください!
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