「タブレット学習ってどうなの?」
「タブレット学習は紙の学習とどう違うの?」
「タブレット学習で本当に成績上がるの?」
学校でもタブレットが徐々に取り入れられ、浸透してきています。
ただ、上記のようにタブレット学習のメリット・デメリットについて疑問をもっている方も多いかと思います。
この記事ではタブレット学習の以下の疑問について、お答えしたいと思います。
- タブレット学習に興味はあるけど効果が分からない
- タブレットと紙教材とどちらを選ぶか迷っている
本記事では我が家でタブレット・紙教材の両方を使用した体験も踏まえて、それぞれのメリット・デメリットをお伝えします。
どんなタイプの子がタブレット学習に向いているか、ぜひ参考にしてください。
タブレット教材で人気の講座、スマイルゼミとチャレンジタッチをこちらの記事で徹底比較しています。ぜひご覧ください。
タブレット・紙学習のメリット・デメリット比較
タブレット学習にもメリット・デメリットがあるのでどちらも把握した上で使うことが、上手に活用する為の第一歩になります。
具体的にはタブレットには下記それぞれ5つのメリット、デメリットがあります。
タブレット学習の5つのメリット
タブレット学習の メリット |
---|
①保管場所を取らない ②何度もくり返し学習が可能 ③映像・音声の解説が分かりやすい ④自動採点機能がある ⑤毎日の課題を自動表示 |
メリット①保管場所を取らない
タブレット学習にするとテキストのファイリングや棚の整理をする必要がなくなり、とても楽になります。
棚から探してテキストをいちいち出さずにタブレットひとつでやりたい科目・単元を学習可能なのはタブレット学習ならではの強みです。
メリット②何度もくり返し学習が可能
タブレット教材は自分で復習したいと思ったら何度もくり返し学習するという使い方も可能です。
紙の場合、再度同じ問題に取り組もうと思ったら、
- あらかじめコピーする
- 直接書き込まずノート使用する
かのどちらかしかありません。
そのような手間をわざわざかけなくても、タブレット学習はいつでも過去に取り組んだ箇所を復習することが可能です。
メリット③映像・音声の解説が分かりやすい
紙でも解説動画付きの教材がありますが、タブレット学習ならではの強みは教材そのものに映像や音声による解説が付いているところです。
たとえば、算数の図形は多くの子どもが苦手な分野です。
テキストの文字や図で解説を読むだけでは分かりにくいところでも、アニメーションや映像ですんなりと頭に入ってくるはずです。
メリット④自動採点機能がある
タブレット学習は自動採点により問題を解いてすぐ正解・不正解を確認できます。
自動なので紙学習のように採点ミスをするリスクも当然ありません。
紙教材では、小さいお子さん場合は特に親が丸付けをする手間がありますが、自動採点機能があればお子さん一人でも進められます。
紙学習にありがちな、採点せず問題をやりっぱなしにすることも未然に防ぐことができますね。
メリット⑤毎日の課題を自動表示
学習のペースは子どもによって違います。
必ずしも一度取り組んだだけで全てを理解できるわけではなく、何度もくり返さないと定着しないことも多いはずです。
最近のタブレット教材は子どもの理解度や学習ペースに合わせて問題を提示してくれますので、理解できないまま先に進んでしまうリスクは少ないでしょう。
タブレット学習の5つのデメリット
タブレット学習の デメリット |
---|
①タブレット代がかかる ②目の負担が大きい ③記述問題が少ない ④姿勢が悪くなる ⑤理解度を親は把握しづらい |
デメリット①タブレット代がかかる
タブレットをお持ちでない場合、初期費用がかかる為迷われる方もいらっしゃるでしょう。
一部条件付きで実質タブレット料金無料、もしくは無料体験付きの教材もあります。
タブレット代に抵抗がある方はそのような教材を検討してみると良いでしょう。
デメリット②目の負担が大きい
LEDディスプレイから出る光に含まれるブルーライトのエネルギーは強く、目に大きな負担をかけるそうです。
対策としてタブレットなどにブルーライトカットのフィルムを付けるのが良いかも知れないですね。
また、厚生労働省のガイドラインにもありますが、タブレット学習時は1時間使ったら15分の休憩を取るように気をつけましょう。
デメリット③記述問題が少ない
タブレット教材の場合、ほとんどが選択問題です。
当てずっぽうで選んだ回答が正解だったら、子どもはあまり分かっていなくても正解したことに満足してしまうでしょう。
タブレット教材は自動採点機能でテンポ良く進められます。
ただ何故その選択肢が正解なのか理解しないまま先に進んでしまうリスクがあることに注意が必要です。
デメリット④姿勢が悪くなる
タブレット教材はタブレットさえあれば気軽に学習が出来る為、どんな姿勢でも取り組めます。
そのため子どもの姿勢が悪くならないように注意する必要があります。
我が家の娘も床にタブレットを置き、よく体を丸めた姿勢のまま学習に取り組んでいます。
気楽に学習を始められるのがタブレットの良いところではありますが・・・。
ただそのような不自然な姿勢が癖になると首など腰など体を痛めてしまうので、テーブルにタブレットを置いてやるように声かけしています。
お子さんの姿勢が悪くお悩みの方におすすめ
デメリット⑤理解度を親は把握しづらい
タブレット教材の場合、各社学習状況で取り組み時間・内容・正答率などを教えてくれるアプリを提供していますが、
間違いがない=子どもが内容を理解している
とは必ずしも言えません。タブレット教材は選択肢の問題が多いので、偶然正解していた可能性もあります。
タブレット教材を活用する際は、お子さんと一緒に取り組むかテストの結果などで理解度を確認する必要があるかと思います。
紙教材の3つのメリット
紙教材の メリット |
---|
①親子で取り組みやすい ②書くことで頭に残りやすい ③間違えた箇所が残るので復習しやすい |
メリット①親子で取り組みやすい
お子さんと一緒に取り組みたい場合はテキストの方がおすすめです。
お子さんがまだ小さい場合、確かに親が丸付けするなど負担は掛かります。
ただ、逆に言うとお子さんの学習内容や理解度を把握したいという親御さんには紙教材が安心でしょう。
メリット②書くことで頭に残りやすい
酒井邦嘉・東京大学教授(言語脳科学)によるとデジタルよりも紙に書く方が記憶に残りやすいそうです。
パソコンなどでキーボードを使うと速く文字を打てるが、情報に対して受け身になりがち。
その一方で手書きでは
相手の話をそのまま書き取るわけでなく要点をまとめたり、キーワードを抜き出したりというい能動的な作業がしやすくなる
とのこと。
「紙に書いてまとめる」という余裕が思考につながり、疑問点の整理をしながら咀嚼できるという手書きならではの効果があるとしています。
学校に提出する自主学習ノートにまとめるのもよいですね。
こちらの記事におすすめの自主学習ネタをまとめているので、ぜひご覧ください。
個人的にはアウトプットが大事かと思います。アウトプットのやり方は
- 紙に書くこと
- 声に出すこと
- 他人に説明すること
何でも良いと思います。
同じアウトプットであればタイトルから少し趣旨が外れてしまいますが「他人に説明すること」が最も頭に残す有効な手段だと思います。
メリット③間違えた箇所が残るので復習しやすい
苦手なところ、過去に間違えた問題をやり直したい時に、紙教材は書き込んだ箇所が残るため自分で把握し復習しやすいです。
間違いが多い箇所に付箋紙を付けて定期的に振り返ることで、テキストの利点を活かした効果的な学習が出来るかと思います。
紙教材の3つのデメリット
紙教材の デメリット |
---|
①続けているとテキストが溜まる ②書き込むとやり直しが出来ない ③自分で丸付けが必要 |
デメリット①続けているとテキストが溜まる
ファイリングして棚にしまっておくと、当然続ければ続けるほどテキストが溜まって、定期的に整理する必要が出てきます。
デメリット②書き込むとやり直しが出来ない
テキストは一度書き込んでしまうとやり直しが出来ません。
対策としてあらかじめコピーをとる、やり直しの時は自分で書いた答えを隠すなど、工夫が必要になります。
デメリット③自分で丸付けが必要
紙なので問題を解いたら親が丸付けをするか、お子さんが自分で丸付けをするしかありません。
特に記述問題は判定基準が難しい場合があるので親御さんが見てあげた方が良いでしょう。
その場合は親御さんの負担もかかるというデメリットにもなり得ます。
タブレット学習はどんな子が向いてる?
タブレット学習は次のようなタイプの子が向いています。
- デジタルリテラシーが高い子
- 好奇心旺盛な子
- 視覚的な学習が好きな子
それぞれのタイプについて解説します。
タブレット学習が向いている子①:デジタルリテラシーが高い子
「デジタルリテラシーが高い子」とは簡単に言うと「デジタルに強い子」です。
スマホなどの操作を特に教えなくても使いこなしてしまう子、いますよね?
ゲームが上手な子もデジタルに強いと言えるでしょう。
そのようなタイプの子であれば、タブレット学習もスムーズに進められる可能性が高いです。
タブレット学習が向いている子②:好奇心旺盛な子
色々なことに興味を持てる好奇心旺盛なタイプもタブレット学習に向いてると言えます。
勉強そのものが好きではなくてもタブレットに興味をもってくれれば、まず学習にはとりかかるでしょう。
タブレット教材はお子さんが前向きに取組める工夫がされています。
とりかかってくれれば、あとは毎日同じ時間に取組むようにサポートしてあげることでタブレット学習を習慣化できます。
タブレット学習が向いている子③:視覚的な学習が好きな子
タブレット学習はツールの性質上、ビジュアルコンテンツやインタラクティブ(双方向)な要素が多く含まれています。
視覚的な情報を好むお子さんであれば、タブレット学習を楽しんで取り組むことができるでしょう。
タブレット学習におすすめの小学生向け通信教材6選
おすすめその①:チャレンジタッチ
受講費月額 (税込み) | 小1:3,250円~ 小2:3,490円~ 小3:4,460円~ 小4:4,980円~ 小5:5,980円~ 小6:6,370円~ |
※2023年度4月号以降
※お申込みの際には、最新情報を公式ホームページから確認ください。
進研ゼミタブレット学習の特長
- 一人ひとりに最適なレッスンを提供
- AIが学習のつまずきの原因を判定
- 添削の提出・返却もタブレットで完結
おすすめその②:スマイルゼミ
受講費月額 (税込み) | 小1:3,278円~ 小2:3,520円~ 小3:4,180円~ 小4:4,840円~ 小5:5,720円~ 小6:6,270円~ |
※2023年度4月以降
※お申込みの際には、最新情報を公式ホームページから確認ください。
スマイルゼミ専用タブレットの特長
- タブレットに手をついて書ける
- タッチペンの書き心地が非常になめらか
- 通常のタブレットとしても使える
\ 公式ページはこちら /
おすすめその③:Z会
受講費月額 (税込み) | 小1:4,420円~ 小2:4,760円~ 小3:6,500円~ 小4:7,350円~ 小5:8,345円~ 小6:9,195円~ |
※2023年度4月以降
※お申込みの際には、最新情報を公式ホームページから確認ください。
Z会タブレット学習の特長
- 手持ちのタブレットでも学習できる
- ペンツールで書き込みながら問題を解ける
- 毎月下旬に学習診断レポートを配信
おすすめその④:スタディサプリ
受講費月額 (税込み) | |
---|---|
月払い | 2,178円 |
一括払い時 月当たり | 1,815円 |
※お申込みの際には、最新情報を公式ホームページから確認ください。
スタディサプリ教材の特長
- タブレット・スマホ・PCでも受講できる
- 小・中・高の4万本の講義動画が見放題
- 難関大学生による個別指導コースもあり
※月額10,780円(税込み)
\ 公式ページはこちら /
おすすめその⑤:すらら
受講費月額 (税込み) | 10,428円~ ※5教科、4か月継続コース ※別途入会金あり |
※お申込みの際には、最新情報を公式ホームページから確認ください。
すららオンライン教材の特長
- タブレット・PCで受講できる
- キャラクター同士の対話型レクチャー
- 自動つまずき診断で苦手を克服
おすすめその⑥:名探偵コナンゼミ
受講費月額 (税込み) | 小1:2,886円~ 小2:2,987円~ 小3:3,491円~ 小4:4,096円~ 小5:4,600円~ 小6:4,902円~ |
※12か月分一括払いの場合
※2023年度4月以降
※お申込みの際には、最新情報を公式ホームページから確認ください。
特長
- 教科書に準拠しないオリジナル教材
- 考える力が身に付く演習問題
- 記述問題が充実
\ 公式ページはこちら /
まとめ:タブレット・紙学習それぞれのメリット・デメリット
タブレット・紙学習のメリット・デメリットはそれぞれ次の通りです。
タブレット学習のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
保管場所を取らない 何度もくり返し学習が可能 映像・音声の解説が分かりやすい 自動採点機能がある 毎日の課題を自動表示 | タブレット代がかかる 目の負担が大きい 記述問題が少ない 姿勢が悪くなる 理解度を親は把握しづらい |
紙学習のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
親子で取組みやすい 書くことで頭に残りやすい 間違えた箇所が残るので復習しやすい | 続けているとテキストが溜まる 書き込むとやり直しが出来ない 自分で丸付けが必要 |
タブレット・紙学習はそれぞれの良さがあります。
どちらの教材をメインで利用するかどうかは、親子でよく話し合って決めましょう。
テストは基本的に紙なので、普段の学習にタブレットと紙の長所をそれぞれ上手く活かして取り組むと最大限の効果が期待できると思います。
それぞれの教材の長所・短所をふまえたうえで、下記小・中学生向け通信教材の比較記事もぜひご覧ください。
コメント